わたしたちが居住する賃貸物件には、普通借家契約と定期借家契約の2種類の契約方法があります。
最近、定期借家契約の賃貸物件が増えているのを知っていますか?
テレワークやフリーランスでの働き方が浸透してきたこの時代、新しい価値観で賃貸物件を探す方が増えてきています。
今回は、定期借家契約の賃貸物件のメリットとデメリットについてご紹介します。
定期借家契約とは?そのメリットも解説
定期借家契約とは、契約期間が短期に設定されており、原則として契約期間が終了したら更新はせず退去することが前提となっています。
シェアハウスやマンスリー契約の賃貸物件などによく使われています。
一方普通借家契約では、契約期間中の居住が認められ、継続したい場合は契約の更新をすればその賃貸物件に入居し続けることができます。
通常、賃貸物件を契約をする場合は、普通借家契約で契約をすることが多いです。
定期借家契約の賃貸物件に住むメリットは、以下のとおりです。
短期間での賃貸借契約ができる
単身赴任や出張、企業の新人研修など、期間が決まっている入居の場合は定期借家契約の賃貸物件がおすすめです。
賃料を一括払いできる
賃料を一括で支払えるので、賃料の延滞や未払いなどの心配がありません。
住居者が長く居座る可能性が低い
トラブルを起こした入居者は退去することが多いため、いわゆるご近所トラブルが起きにくく安心して暮らせます。
期間が決まっている居住や、頻繁に住む町を変えたいといった短期間での利用にはとてもメリットがあります。
定期借家契約のデメリット
次に、定期借家契約のデメリットを解説します。
途中解約ができない
定期借家契約の賃貸物件の場合、基本的には途中解約はできません。
もし、その物件に住み続けたい場合は大家さんとの交渉が必要になります。
退去させられる可能性がある
騒音などのトラブルを起こした場合、退去を命じられる可能性があります。
定期借家契約の賃貸物件でトラブルを起こした場合、一度退去すると再契約ができなくなる可能性が高くなります。
定期借家契約の賃貸物件の場合、短期間の居住を前提としているので長く住み続けたいと考えている方にはあまりおすすめではありません。
まとめ
定期借家契約の賃貸物件は、自由な生活ができる選択肢のひとつです。
今後も需要が多くなっていくでしょう。
全国で暮らしてみたい、もっと自由な暮らしがしたいと考えている方は、定期借家契約の賃貸物件に住んでみるのも良いかもしれません。