ルームランナーは天候に左右されずに、運動不足を解消できると需要が高いトレーニングマシーンです。
ところで、賃貸物件でルームランナーを使用する際に、階下や隣で暮らしている住民からクレームが来ることはないのでしょうか?
そこで今回の記事では、賃貸物件でルームランナーを使用した際に周囲へ及ぼす影響や、ルームランナーを選ぶポイントについてご紹介させていただきます。
賃貸物件でルームランナーを使用した場合の周囲への影響とは
賃貸物件により建物の構造が異なるので、どのくらい音が響くのか遮音性が高いとも、低いとも断言できません。
一般的に鉄筋コンクリート造りの建物の場合には、壁の密度が高く厚みもあるので、遮音性に優れています。
一方で、鉄骨造りや木造住宅の建物は、鉄筋コンクリートの建物よりも壁の密度が低く、壁の厚みも薄いので、ルームランナーを使用する際には注意が必要です。
ただし、ルームランナーを使用する場合には、音よりもむしろ運動時に出る振動に着目すべきであり、鉄筋造りの建物であっても振動が音になり、周りに住んでいる方に影響を及ぼす可能性があります。
ルームランナーは稼働時のモーター音が発生しますし、運動時により大きな音が生じやすいので、防音効果があるマットを機械の下に敷くなどの対策が必要です。
また、1階の部屋だから音が階下に響かないと考えられがちですが、運動時の振動が壁を伝わって隣の部屋にも影響を及ぼすので、防音対策をしたほうが賢明です。
ただし、防音マットを利用したところで、完全に音や振動が他のお宅に漏れることを防ぎ切れませんから、夜間や早朝、休日は避けて使用しましょう。
賃貸物件で使用するルームランナーを選ぶポイントとは
賃貸物件でルームランナーを使用する際には、他の住民の方たちに迷惑をかけないためにも、以下のチェックポイントをおさえて選びましょう。
衝撃吸収力が高い製品
ルームランナーの走行面に衝撃吸収素材が入っている製品ですと、踏み込んだり、着地をしたりする際の音を和らげられます。
クッション性の高いフロアマットと併用すれば、より音や振動による階下や近隣の方への影響が出づらくなるでしょう。
モーター音が小さい製品
モーター音が小さい静音設計の製品ですと、騒音が発生しづらくなり、騒音を巡ってご近所とのトラブルに発展するリスクを回避できるでしょう。
走り方に気を付ける
屋外を走るように大股で走行すると、大きな足音が出てしまうので、できるだけ音が出ないように静かに走るように心がけてください。
ただし、上記で述べたポイントを基準にルームランナーをお求めになっても、ご近所から苦情がきたというケースがあるので、完全に音や振動を防げるわけではありません。
まとめ
音に対する感度はひとりひとり異なりますから、ご自身では気にならない程度の音でも他人の迷惑になっている場合があります。
ルームランナーを使用して走るのに集中し過ぎてしまい、音や振動に無防備になってしまうと、ご近所からの苦情につながるので、細心の注意を払ってスポーツを楽しんでください。