横須賀市自然・人文博物館は、横須賀市や三浦半島に関わるさまざまな資料を保管し、研究している博物館です。
自然や歴史に関する資料をはじめ、化石なども保管しており、定期的に企画展示が行われています。
そこで今回は、横須賀市に住まいを検討されている方へ、横須賀市自然・人文博物館の特徴や見どころをご紹介します。
横須賀市自然・人文博物館の特徴
横須賀市自然・人文博物館は、特に三浦半島についての資料を幅広い分野にわたって保管しています。
常設展示では、三浦半島に人が住み始めた縄文時代から現在に至るまでの人文、漁師の生活について学べます。
自然分野では、三浦半島で見つかったさまざまな化石の保管を行っているのが特徴です。
保管されている資料の数は約15万件におよび、年に数回しか見られない展示品もあります。
貴重な資料も多数保管されていますが、傷みを防ぐため展示期間が限られています。
横須賀市自然・人文博物館の見どころ
横須賀市自然・人文博物館の見どころは、主に二つあります。
人文分野の展示について
横須賀市自然・人文博物館の代表的な収蔵物のひとつは、国指定重要有形民俗文化財「三浦半島の漁撈用具」です。
これは年に数回しか展示を行っておらず、大変貴重な資料です。
多種多様の道具が揃っていて、日本各地で行われている漁法が集約されています。
また、縄文時代や江戸時代の歴史的資料も取り扱っていて、各時代における出来事や人の暮らし方の変化が学べます。
古来より三浦半島で暮らしてきた人たちの文化を学べることが見どころのひとつです。
自然分野の展示について
三浦半島のある場所はもともと深海で、地層のプレートが隆起したことによって産まれたとされています。
そのため、深海に住む生物の化石がたびたび発見されています。
この博物館でそれらの貴重な化石が身近で観察できるのは魅力でしょう。
また、現在「足跡化石から探る太古の世界」という企画展示が行われており、ナウマンゾウの足跡化石だけでなく、恐竜の足跡化石も展示されています。
期間中に参加できる方はぜひあわせてお楽しみください。
「足跡化石から探る太古の世界」は、2021年12月26日まで開催予定です。
●所在地: 神奈川県横須賀市深田台95
●営業時間: 9時~17時
●定休日: 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
●アクセス方法: 京急線「横須賀中央」駅から徒歩10分
●駐車場:なし(周辺に有料駐車場あり)
まとめ
横須賀市は、海が暮らしの間近にある素敵な場所です。
横須賀市自然・人文博物館で歴史や文化について学ぶと、街や景色の新たな見方を楽しめるかもしれません。
神奈川県横須賀市への居住を検討する際に、ぜひ参考にしてみてください。