賃貸住宅に住んでいると、思いがけないトラブルに遭ってしまう場合もあります。
できれば避けたいトラブルですが、万が一実際に遭遇した場合、どこに相談すればいいのでしょうか。
今回は、賃貸物件でのトラブルの相談先とその際の注意点についてご紹介したいと思います。
どこが適切?賃貸物件で発生したトラブルの相談先とは?
賃貸物件で起こりやすいトラブルには、騒音や悪臭、ルールやマナー違反、駐車場問題、退去時の原状回復に関してなどがあります。
このようなトラブルが起きた場合には、どこに相談すればよいのでしょうか?
管理会社や大家さん
設備の故障や生活トラブルなどが起きたら、まずは管理会社や大家さんへ相談しましょう。
こちらで解決できない場合には、次に紹介する相談先をおすすめします。
都道府県・市町村の相談窓口
居住している都道府県や市町村で、無料の法律相談が開設されています。
独立行政法人 国民生活センター
生活や消費全般に関する苦情や相談に乗ってくれる窓口です。
公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)
住宅やリフォームなど住宅に関する様々な相談を受けてくれます。
リフォームの見積もり書のチェックなども行ってくれます。
日本司法支援センター 法テラス
弁護士などへ相談したい内容の場合、法テラスでは法的トラブルの相談ができ、内容に応じて法的制度や最適な相談窓口へつないでくれます。
不動産取引に関する電話相談(一般財団法人 不動産適正取引推進機構)
契約などの不動産取引について相談したい場合の相談先です。
警察相談専用電話
犯罪や被害など緊急の場合以外の、生活トラブルの相談窓口です。
賃貸物件でのトラブルを相談先に相談する際の注意点とは?
相談先がわかったら、実際に相談してみましょう。
その際、ポイントとなる注意点がいくつかあります。
トラブルの記録を取っておく
トラブルが起きた時は、「いつ」「どこで」「どのように」「何度」というように、起きたことを詳しくメモなどに記録しておきましょう。
また、契約書や写真・動画、日記などの資料をできるだけ準備しておくようにしましょう。
相談内容をまとめておく
相談したい具体的な内容を、あらかじめ紙などにまとめておくのも注意点となるポイントです。
内容をまとめておくことで、伝え忘れを防ぐことができます。
契約書をよく読んでおく
相談や話し合いの前に、契約書をもう一度よく読んで、内容の確認をしておくことも大切です。
見落としていることがあるかもしれないので、契約書上での取り決めを再確認しておきましょう。
まとめ
賃貸トラブルはないに越したことはありませんが、万が一に備えて、おかしいと感じたら記録を取っておく癖をつけておくといいですね。
また、設備トラブルなどは説明書や契約書を再度読み返すと、案外すぐに解決する場合もあります。
起きてしまった場合は適切な相談先に相談し、早期解決に努めましょう。