最近では世界的なパンデミックが起こり、見えない貧困が日本にも広がっています。
「自分には関係ない」なんて思っている人も多いかもしれませんが、実際に食品を提供している団体もありますし、理解しておくべきです。
今回は神奈川県を中心に食料の支援をしているフードバンクかながわの活動内容についてご紹介します。
NPO法人フードバンクかながわの活動実績は?
NPO法人フードバンクかながわは、食の支援が必要な人を支援している団体です。
貧困問題・食品ロス問題の解決の一端を担う団体として活動しています。
事業者からの販売できない食品の提供、災害備蓄品の寄付、個人からの寄付という3つの食品寄付を柱としています。
食品の提供と生活支援の事業で、多くの実績があるNPO法人です。
相模原市や横浜市、川崎市の市役所やユーコープの店舗に食料寄付ボックスを常設して寄付体制を充実させています。
食品受取団体は79団体、行政社協関係の団体は40を超えて、多くの団体に食品を提供している団体です。
2019年4月から2019年の8月までに約30トンの食品を提供している実績があります。
社会に広がる貧困や食品ロスを学べる体験研修も定期的に行っています。
NPO法人フードバンクかながわの活動支援について
フードバンクかながわでは、食品の寄付やお金の寄付、ボランティアによる時間の寄付を募集し、支援を行っています。
2020年6月にも、学生に向けて食品支援を行いました。
新型コロナウイルスの影響によって困難な状況に置かれた一人暮らしの学生など若者を支援するために50万円の寄付を募りました。
両親の仕事がなくなった留学生などを含めた170人の参加者に、お米やレトルト食品、カップ麺などを提供。
相模原市では市民団体などが6月1日から学生のための食品支援を開始し、初日から200人を超える学生が訪れました。
学生に向けた食料の支援だけでなく、シングルマザーに向けての支援も積極的に行っています。
2020年5月までに寄付された食品は約34トン、こども食堂や施設、病院に提供した食品は既に約29トンにのぼります。
普通に生活している上で見えない貧困に対して、フードバンクかながわは積極的に食品を支援しています。
まとめ
NPO法人のフードバンクかながわは、食品ロスや見え貧困問題に対して食品支援などを通じて解決に寄与している、実績のある団体です。
企業や個人から食料の寄贈を受け、食料支援を必要としている方々に適切に配るシステムの確立をめざしています。
フードバンクかながわの活動を理解して、食品ロスの削減や貧困問題の解決に向けた意識の向上を図る必要があるのではないでしょうか。