引っ越しを考えている人は、本籍も住所も移動しないといけないの?と疑問に思ったことはありませんか?
住所は変更できるのか、そもそも定義とは?など詳しいところまで知らない、という人もいるかもしれません。
今回は本籍について、また賃貸に引っ越す場合はどうなるのか、など注意点も含めて紹介しますので、疑問がある人はぜひチェックしてみてください!
本籍は賃貸の住所やそれ以外の住所にも変更可能なの?
この世に生を受けると、氏名や生年月日、親族的身分関係などの公証として戸籍を取得します。
この戸籍を保管する場所を本籍といいます。
住民票は現住所を対象にしているのに対し、戸籍を管理するところは現住所や出生地に関する場所でなければならない、ということはありません。
行ったことのない場所や、公共の施設など、日本の住所が割り振られている場所であれば好きなところに置くことができます。
そのため引っ越し先の賃貸にも移動は可能です。
万が一、戸籍の管理場所が、今の時点でどこなのかわからない人は、戸籍謄本や住民票の写しを取得して確認しましょう。
なお、未婚の人は親の戸籍に入っている場合が多いので、親と同じということになります。
次に、住所を移動するときの手続きですが、現時点で戸籍を管理している役所に転籍届を提出します。
次に印鑑と本人確認書類を提出し、手数料を支払って手続き完了です。
受理されるまでの期間は、数日から1週間など自治体によって異なります。
賃貸の住所にも本籍は変更できる!その際の注意点とは
前項でも説明したように、本籍は好きな住所に移動可能です。
ただ、戸籍書類が必要な場合は本籍のある役所で取得しなければなりません。
何度も変更をおこなうと、戸籍の追跡が難しくなる場合があるので注意が必要です。
また、戸籍上の家族は同じ本籍になるので、変更する場合は自分だけでなく家族全員変更することになる点に気をつけましょう。
では、引っ越しのタイミングで変更は必要なのか気になるところですが、変更をしなければならないという義務はありません。
ただ、遠い場所に引っ越す場合は、戸籍関連の書類を取得するためにわざわざ戸籍管理されている場所へ出向かないといけないので、手間を考えると移動したほうがいい場合もあります。
結婚の場合は新しい戸籍が誕生するため、婚姻届けに本籍を記入することになります。
記入した住所を管轄する役所で、新しくできた家族の戸籍を管理してもらいます。
まとめ
本籍の住所変更や注意点などについて紹介しました。
引っ越し予定がある方は、今回の記事を参考に戸籍の管理場所を検討してみてはいかがでしょうか。