季節は秋、いよいよ行楽シーズンの到来ですね。
追浜にも、いつもの生活圏から少し歩けば豊かな自然を感じられるスポットがあります。
鷹取山は追浜駅から約2キロ、横須賀市北部と逗子市との境にある海抜139メートルほどの山。
戦前までは採石場として使われており、採石によって垂直に切り立った岩壁はロッククライミングの聖地ともなっています。
地域の人たちにはお散歩コースとして親しまれていますが、歴史や自然が感じられる見どころの多い山です。
これからの季節紅葉も楽しめる鷹取山へ、お気軽ハイキングに出かけてみませんか。
展望台から街並みを一望
鷹取山は三浦半島のほぼ中央にあるため、展望台からは横須賀市の街並みだけでなく晴れた日には富士山や箱根の山々、反対側には都心のビル群、スカイツリーまでもが望められます。
ここまで登って、さらに体力や時間に余裕のある方は鷹取山から神武寺経由でJR新逗子駅へ抜けるハイキングコースが整備されているので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
これからの季節はハイキングコースを赤や黄色の紅葉が彩り、さわやかな秋の空気の中で心地よい汗をかくことが出来ます。
鷹取山の磨崖仏
鷹取山の岩の壁の間を歩いていると、木々の間から突然顔を出す磨崖仏。
磨崖仏とは岩に彫られた石仏のことですが、鷹取山の磨崖仏は像高が約8メートル、像幅は約4.5メートルもあり、まるでバーミヤンの石仏を思わせます。
これは横須賀市在住の彫刻家により昭和40年頃制作されたもの。
実は鷹取山にはもう一体石仏があったのですが、小学校建設のため取り壊されています。
現存する石仏を下から見上げれば不思議と心穏やかに、またハイキングの疲れも忘れることでしょう。