賃貸物件の壁紙にひび割れが!これって大丈夫?
初めての一人暮らしで賃貸物件に入居の際には気にしてなかったけれど、生活し始めたら壁の一角にひび割れを発見した経験はありませんか?
そんな時、「これって大丈夫なの?」と心配になりますよね。
実は、壁にあるひび割れには、注意が必要なものとそうでないものがあります。
それぞれ、どんな特徴があるのでしょうか?
今回は、そんな壁紙のひび割れについてご紹介します。
壁紙のひび割れ①:原因
賃貸物件でも持ち家でも、ほとんどの壁には壁紙が貼られています。
そもそも壁紙は、薄い紙や樹脂系の素材でできたものが一般的であり、湿気や乾燥の繰り返しといった温度変化などで剥がれや染みなどが発生することがあるのです。
しかし、ひび割れとなると、壁紙だけということはほとんどないのです。
下地になっている石膏ボードや合板に何らかのトラブルが発生したと考えたほうが良いでしょう。
どのようなトラブルなのかは、その下地の素材によってさまざまですが、その原因は、熱や湿気、乾燥による木材の収縮、経年劣化、地震などの衝撃とみられます。
では、どのようなひび割れが問題になるのでしょうか。
壁紙のひび割れ②:問題のあるケース
まずは、注意を要するひび割れの例です。
・壁や天井の継ぎ目でもない部分のひび割れ
・コンクリート下地に出来たひび割れ
・築5年~10年以上の住宅に出来たひび割れ
これらは、地盤沈下や骨組みの鉄筋の変形によってできるひび割れの可能性があるので要注意です。
築年数の経っている賃貸物件で起こるようであれば、不動産会社などに問い合わせると良いでしょう。
壁紙のひび割れ③:問題のないケース
逆に、薄い切れ込みが同じ間隔で入っていたり、壁と壁のL字型の部分だけ切れ込みが入っている場合のひび割れは、生活の上で発生するケースと考えられます。
特に新築後3年くらいまでは、木材が乾燥する期間と考えられており、その間は揺れが起こりひびが発生しやすいようです。
まとめ
賃貸物件で壁紙のひび割れを見つけた場合には、大家さんや不動産会社に確認をしてもらいましょう。
点検費用なども大家さんや不動産会社が支払う場合があるほか、事前に問題提起をしておくことで、退去時の修繕費用から外してくれる場合もあります。
下地に関わるような問題でなければ、ひび割れ自体はよくあることのようですが、あまりに気になるようであれば、早めに点検してもらうと安心ですよ。
投稿日:2019/03/12 投稿者:-